THERMOSのソフトクーラー 15L を愛用しています。
自宅から出かける際は、保冷材用のポケットに保冷剤を入れて行くのですが、車で行った旅先で要冷蔵のお土産を買ったときなど保冷剤が用意できない場合に、数時間保冷しておけると便利です。
ペルチェ素子を用いた冷却ユニットを使って、簡易的な保冷庫を作りました。
材料
- ペルチェ式冷却ユニット
- シガープラグ
- スタイロフォーム 20mm厚
- カッター
- 発泡スチロール用接着剤
- はんだ、半田ごて
- 熱収縮チューブ
- ヒートガンやドライヤー
作り方
電気を使う保冷庫・冷温庫は、ペルチェ式であっても家電リサイクル法の対象です。
いざ処分する際に家電リサイクル料金がかかりますが、ソフトクーラーバッグに冷却パーツだけ追加で使えば、自治体回収のゴミとして廃棄できる利点があります。
保冷バッグの蓋を全開にしたところです。
内側に収まるサイズと、それより一回り大きいサイズの断熱材を接着して、上からはめ込む形にします。
断熱材として20mm厚のスタイロフォームを使いました。普通のカッターでカットできます。
断熱材は、発泡スチロールでも良いかと思います。
断熱材をカットしました。
今回は 外蓋が 300mmx200mm、
内蓋が 235mmx170mm で作りました。
角が引っ掛からないように、切り落としてあります。
内蓋を嵌めると、この状態
外蓋を置くと、この状態です。
ペルチェ式冷却ユニットは通販で購入しました。組み立てられた状態で届きます。
下(冷却面)から見た画像です。
ヒートシンクの下の突起がピッタリはまるように、外蓋と内蓋に穴を開けます。
今回は 66mmx70mm で穴を開けます。
内蓋、外蓋とも中央に穴を開けました。
スタイロフォームや発泡スチロールは、溶剤で溶けてしまうため、専用の接着剤を使います。
外蓋の穴の周囲に接着剤を付け、内蓋の片面にも接着剤をつけます。
接着剤をつけた面同士を合わせます。穴の位置がズレないように貼り合わせましょう。
接着を待つ間に、冷却キットを加工しておきます。
車の中で使いたいので、シガープラグを接続します。
冷却ユニットにかける電圧は 12V、シガーソケットも 12V なので、電圧を変換する必要はありません。
冷却ユニットからは3組の赤と黒の線が出ています。①上部ファン、②ペルチェ素子、③下部ファン用です。
ケーブルの長さがバラバラなのが気になるようなら、長さを揃えて切断します。
全ての線の被覆を剥きます。
赤だけ、黒だけを、それぞれ捩ってまとめておきます。
シガープラグのケーブルに、赤黒それぞれ熱収縮チューブを通しておきます。
捩ってまとめた銅線と、シガープラグの銅線を、赤同士・黒同士で絡めて捩ります。
捩った部分にはんだを乗せて固定します。
赤、黒ともはんだを乗せたら、金属が露出している部分に熱収縮チューブを被せます。
熱収縮チューブに熱を加えて収縮させます。ドライヤーの温風で収縮させています。
配線できました。
断熱材を口にはめ込み、穴に冷却ユニットを置いて完成です。
およそ28~29℃の室温で、
・180mlの紙パックジュースと、350mlの缶ジュースを、計3本
・500mlのペットボトルを1本
・720mlのお酒を1本
入れた状態にしました。
10分ほどで11℃に下がり、30分後もその温度をキープしていました。
長時間使用するには冷却能力が足りませんが、ひとまずこれで最低限の用は足りそうです。
気が向いたら改良してみようと思います。
When leaving home, I usually put ice packs in the cooling agent pocket of my cooler bag to keep items cold. However, there are times, such as when buying perishable souvenirs during a road trip, where I may not have access to ice packs. In such cases, it would be convenient to have something that can keep items cold for a few hours.
Therefore, I created a makeshift cooler using a cooling unit with a Peltier element.
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