ATX電源でシガーソケットに給電する

シガープラグで給電する車載用の機器を家の中でも使いたかったので、余っていたパソコンのATX電源を使って、シガーソケットに 12V 給電することにしました。

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材料

  • ATX電源
  • シガーソケット
  • ニッパー
  • 熱収縮チューブ
  • 絶縁テープ
  • 半田ごて、はんだ
  • ヒートガンかドライヤー

作り方

パソコンの組み換えで不要になったATX電源です。

ATX電源

定格出力は 350W。12V は黄色の線で 19A 出力できることが分かります。
大抵の車載機器は 10A までなので機能的には十分ですが、もし作る際は念のため、使う機器の消費電力をよく確認してください。

定格出力

補償期間はとうに過ぎているので、遠慮なく蓋を開けます。電源の外へ伸びるケーブルがたくさんあります。

蓋をあけた

シガープラグ用に12Vを一つ取れれば良いので、不要なケーブルはニッパーを使って根元から切断しました。
残したケーブルは、以下の通り。

  • 12V を取るための黄色1本
  • 電源をオンにするための緑が1本
  • それぞれに組み合わせる、グランドの黒が計2本

他にも 赤の 5V を残してUSB充電に使ったりできますが、今回はシンプルな単機能にしました。

不要なケーブル除去

ホコリが入ったりした際にショートすると困るので、切断したケーブルの端をエポキシ樹脂でコーティングしてあります。

エポキシ樹脂

この電源にはスイッチが付いていたため、オンオフの切替はこれで出来ます。

電源スイッチ

緑ケーブルと黒ケーブルを短絡させることで、電源オンの状態になります。
緑ケーブルと黒ケーブル1本の先端の被覆を剥き、片方のケーブルに熱収縮チューブを通します。

熱収縮チューブ通し

ケーブル同士を捩って絡ませたら、半田ごてではんだを乗せ、固定します。

はんだ

金属が露出している部分に熱収縮チューブを移動させます。

熱収縮チューブ移動

ヒートガンやドライヤーでチューブを収縮させます。

熱収縮

残った黄色と黒のケーブルも被覆を剥きます。

被覆剥き

シガーソケットのケーブルも被覆を剥いておきます。

シガーソケット被覆剥き

シガーソケットのケーブルに熱収縮チューブを通し

熱収縮チューブ通し

黒いケーブル同士を絡めて捩ります。
同じように、黄色と赤のケーブルも絡めて捩ります。

銅線からめる

繋いだ部分に半田ごてではんだを乗せ、固定します。

はんだ

黄色と赤のケーブルを繋いだ部分に、絶縁テープを巻きます。

絶縁テープ

金属が露出している部分と絶縁テープを巻いた部分に、熱収縮チューブを移動させます。

熱収縮チューブ移動

ヒートガンやドライヤーでチューブを収縮させます。

熱収縮

完成しました。

完成

電源ユニットのスイッチを入れると、12V 出ていることが確認できます。

テスター

I wanted to use a car-powered device that is powered by a cigarette lighter plug inside my house. Therefore, I decided to use an unused ATX power supply from my computer to provide 12V power to the cigarette socket.

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