電熱ヒーター用ベストを作る

モバイルバッテリーでも使える電熱ヒーターベスト。
販売しているものはダウン風のものが多く、アウター仕様です。
自分が欲しいのは、インナーとアウターの間に着られる薄いタイプです。
また、ヒーターパッドは洗濯できることになっていますが、できればパッドは外して布だけをジャブジャブ洗いたい希望があります。

ということで、自作することにしました。

アウター仕様のベストより肌に近いところで使うことになります。
低温やけどには十分注意しましょう。

バッテリー収納用のポケットを後付けする説明はこちらです。
https://www.kakko-kari.online/?p=2115

改良版を作るページはこちらです。
https://www.kakko-kari.online/?p=1912

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材料

  • ヒーターパッド
  • 見本の服
  • 型紙用の紙
  • 鉛筆、ペン
  • はさみ
  • 生地
  • チャコペン
  • ロックミシン、糸
  • ミシン、糸
  • スナップ、打ち具

作り方

ヒーターパッドは通販で購入しました。

ヒーターパッド

型紙を作るため、見本になるブラウスなどを用意します。
半身に紙を当て、型をとっていきます。
肩を狭め、腕回りを広くするなどの調節をして、型紙にしました。

型紙作成

ヒーターパッドの大きさの紙を用意し、どのように配置するかを考えます。

ヒーターパッドサイズ確認

今回は、
・肩に並べて2枚
・背中の真ん中に1枚
・前身頃のお腹 左右に1枚ずつ
として作成します。

ヒーターパッド位置

この型紙を元にして、まず前身頃を作ります。左右1枚ずつで2枚。

前身頃

後ろ身頃は、中心線を輪にして左右対称に1枚。

後ろ身頃

前身頃の見返しは、ポケットになる部分を分けて、左右それぞれ2枚を2組。

前身頃見返し

後ろ身頃の見返しは、ポケットにするため上下に分割して、左右対称に1枚。

後ろ身頃見返し

その他 後ろ身頃の裾と背中のポケットが必要です。

裾とポケット

生地を裁断しました。
ポケットの口になる部分(下図赤線)は1.5cm程度、それ以外は0.5cm程度の縫い代をとっています。

裁断生地

見返しの内側になるところは縫い代不要です。
縫い代不要の部分は、切り口のほつれ止めをしておきます。ロックミシンを使いました。

見返しには、力がかかる部分に接着芯を貼っておきます。

接着芯

接着芯を貼った状態です。
前身頃の見返しは、ここでは途中までしか貼れません。

接着芯貼り付け状態

前身頃の見返しを、左右とも縫い合わせます。

前身頃見返し縫い合わせ

ポケットの口を三つ折りにして縫います。

ポケット口三つ折り

前身頃見返しの接着芯を左右とも貼ります。

前身頃見返し接着芯

後ろ身頃見返しの両端を縫い合わせます。

後ろ身頃見返し両端繋ぐ

後ろ身頃見返しの、上になる側の縫い代を、折り返して押さえ縫いします。

縫い代おさえ

ポケットの口を三つ折りにして縫います

三つ折り

背中の真ん中につけるポケットも、ポケットの口を三つ折りにして縫います。

ポケット口三つ折り

後ろ身頃の裾見返しと、背中のポケットは、こんな感じになります。

裾見返しとポケット

見返し・表地とも、中表に合わせて肩の線を縫い合わせます。

肩縫い合わせ

表地の方は、縫い代を後ろ側に倒して押さえ縫いします。

表地肩縫い代おさえ

見返しの方は、縫い代を前側に倒して押さえ縫いします。

見返し肩縫い代おさえ

表地と見返しを中表に合わせて、正面の合わせから首回りにかけてと 腕回りを縫い合わせます。
脇と裾は、ここでは縫い合わせません。

縫い合わせ

後ろ身頃側から手を入れて、前身頃を引っ張り出し、表に返します。

表返し

両脇を中表に合わせて縫い合わせます。

脇縫い

脇を縫い合わせるとこのような状態になるので、裾の見返しを付けていきます。

身頃縫い合わせ後

前身頃の見返しと後ろ身頃の裾の見返しを縫い合わせます。

裾見返し脇縫い合わせ

中表で裾を縫い合わせます。

裾見返し縫い合わせ

裾を表に返して形を整えたら、周囲から3mm程度の所をを押さえ縫いします。

押さえ縫い

背中の真ん中にポケットを付けます。

背中ポケット縫い

前の中心線にスナップやボタンを付けてベストの出来上がりです。

スナップ位置

ヒートパッドをそれぞれのポケットに入れます。

ヒーターバッド装着

完成です。
お好みで、ポケットの口にスナップや面ファスナーを付け、ヒートパッドが動かないようにします。

完成

I made a slim-type electric heating vest that can be used with a mobile battery. The ones sold commercially are often down-like and designed as outerwear, but I wanted a thinner type that can be worn between the inner and outer layers. Additionally, while the heater pad is supposed to be washable, I wanted to be able to remove the pad and wash only the fabric.

So, I decided to make one myself and purchased the heater pad online. It will be used closer to the skin than an outerwear-type vest, so be careful of low-temperature burns.

Here’s a video on adding a pocket for battery storage.
https://www.kakko-kari.online/?p=2115

Here is the video for creating the improved version.
https://www.kakko-kari.online/?p=1912

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