レザーキーホルダーを作る

非接触で開閉するキーを使っています。
ICチップをレザーのキーホルダー内に仕込んで、落下・紛失を防ぐことにしました。

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材料

  • レザーはぎれ
  • 二重カン
  • レザー用針、糸
  • ペン、型紙
  • カッター、カッターマット
  • (あれば) 魚の目カッター
  • (必要に応じて) 刻印、ハンマー
  • 接着剤 (ボンドG17)
  • 爪楊枝
  • クリップ
  • ライター

作り方

まず、型紙を作ります。
幅 25mmx長さ 55mm の長方形を描き、その中に、端から長さ 40mm の長方形を作ります。
逆の端から 幅 14mmx長さ 2mm の長方形を作ります。
二つの長方形を結んだら、型紙の完成です。

型紙

端の角は丸くしておき、細くなった部分を「わ」にして、対称な形にします。

型紙対称

25mmx110mm にカットしたレザーです。

カットしたハギレ

半分に折ったときの、山の部分が厚いと折りにくいので、中央のラインを裏面から漉いておきます。
魚の目削りのツールを使っていますが、カーブのある素材に当ててカッターで削いでも構いません。

裏面を漉く

裏面に型紙を当てて、形を写します。

裏から描きうつす

描いた線に合わせて、カッターで切り取ります。この状態では、まだ角を丸めません。

カット

刻印を施す場合は、縫い合わせる前にやっておきます。

刻印

細い部分まで二重カンを通したら、爪楊枝を使って、周囲に接着剤を塗ります。
ボンドG17を使っています。

接着剤

後で中にICチップを仕込むので、接着剤は途中までにしておきます。

接着剤の端

漉いた中央のラインで折り曲げたら、二つ折りの状態で貼り合わせます。

折り曲げ

周囲をクリップで押え、乾燥を待ちます。

クリップ留め

接着されたら、菱目打ちを使って、周囲に菱目を開けていきます。

菱目あけ

ICチップが落ちない程度まで縫い合わせます。

縫い合わせ部分

カッターで角を落として、丸くします。

角丸にする

縫い始めと縫い終わりは二重に縫って丈夫にしたいので、端から3つめの菱目から、端へ向かって縫い始めます。
菱目に糸を付けた針を通したら、レザーを挟んだ両側の糸の長さが大体同じになるようにします。

端から3目がスタート

裏面から先に針を通して糸を引きます。

縫い始めは裏から

同じ菱目へ、表から針を通します。
これを繰り返して、端まで縫っていきます。

同じ穴に表から通す

端まで縫い進めたら、やはり裏面から先に針を通して逆向きに縫い進めます。

縫い返しも裏から先に通す

ICチップが通る程度の隙間がある状態まで進め縫います。

同じ穴に表から

そこまで縫ったら、レザーの間にICチップを入れ込みます。

ICチップを入れる

その後、一番端まで縫い進んだら、こちらも返し縫いするので、裏面から一目戻って針を通します。

返し縫いも裏から

同じ穴に表から針を通します

同じ穴に表から

次は「表から」先に針を通します。

ここだけ表から針と糸を通す

裏面に2本の糸が出ている状態になります。

裏面に糸が出ている

2本の糸を結ぶように絡め、最後は裏から針を通して結び目がレザーの中に入るように力加減をしながら、両方の糸を引き締めます。

糸を結びながら結び目を革の中へ

表に出た糸をギリギリでカットし、裏に出た糸を少しだけ余分を残してカットします。

余った糸をカット

今回はポリエステルの糸を使ったので、ライターで炙って残った糸を溶かします。

ライターで炙る

溶かした糸を少し押えて落ち着かせました。

ライターの尻で押えた

動画で作成していたものとは別ですが、完成してしばらく使ったものがこちらです。
便利に使えています。

完成

I use a key that operates with contactless opening and closing.
I embedded the IC chip inside a leather key holder to prevent it from falling or getting lost.

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