突如、こどものエプロンが必要になりました。
大人用ではサイズが合わず、買いに行って探す時間も惜しかったので、型紙もなしで、手持ちの材料で作成しました。
材料
- 生地
- チャコペン
- 定規
- はさみ
- マチ針、手芸用クリップ
- ミシン、糸
- 面ファスナー
- アイロン
作り方
布を用意し、使う人の「ウエストから上」と「ウエストから下」に分けて実際に身体に当て、布の大きさを決めます。
上パーツは前面がほぼ隠れる程度、下パーツは少し後ろ側に回る程度あれば良いです。
1cm程度の縫い代をとって布を裁断し、端の処理をしておきます。
「下パーツ裾」と「上パーツ上部」の縫い代の長さ(下図淡色部分)を 少し長めにしておくと、成長しても裾を伸ばして使えます。
参考までに、120サイズのこどもに作成した際、縫い代込みでのおおまかなサイズは
上パーツは 縦 25cm x 横 29cm
下パーツは 縦 51cm x 横 40cm でした。
上下パーツの左右を裏側へ折り返し、ミシンで縫い押さえます。
その後、上パーツと下パーツの中心を中表にして合わせ、仕上がり線で縫い合わせます。
縫い代を、下パーツ側に倒して縫い押さえます。
上下のパーツが合わさる部分では、補強のために上パーツ側へ返し縫いしておきます。
上下パーツが繋がったら、下パーツの下端(裾)を裏側へ折り返してミシンで縫い押さえます。
上パーツ上端も、裏側へ折り返して、ミシンで縫い押さえます。
首回りのベルトと腰ベルト、余裕があればポケットの布を用意します。
首回りは、上パーツの上端右から、首の後ろを通して上端左まで+重ね合わせ分5cm以上。
腰ベルトは下パーツの上端から背中心まで+重ね合わせ分5cm以上。
今回は、どちらのベルトも面ファスナーで着脱します。
腰ベルトを結ぶタイプにする場合は、結べる程度に細く&長くしてください。
参考までに、120サイズのこどもに作成した際、縫い代込みでのおおまかなサイズは
首回りベルトは 幅 10cm x 長さ 46cm
腰ベルトは 1本につき 幅 11cm x 長さ 25cm
ポケットは 1枚につき 横 12cm x 縦 17cm でした。
ポケット布は周囲をほつれ止めし、ベルトは短辺片端だけほつれ止めしておきます。
ベルトは中表に折り、ほつれ止めしていない部分をL字に縫います。
ポケットは口の部分を折り返して縫います。
縫ったベルトは、縫い代の角を切り落としておきます。
表に返し、閉じている3辺にコバステッチをかけて落ち着かせます。
下パーツの上端左右に、腰ベルトのほつれ止めした側を合わせて、縫い合わせます。
上パーツの上端に、首回り用ベルトのほつれ止めした側を合わせて縫い合わせます。
各ベルトを付けた状態です。
首回りのベルトと上パーツに、それぞれ面ファスナーを縫い付けます。
左右の腰ベルトにも、面ファスナーを付けます。
外側になるベルトは端に付け、内側になるベルトは胴囲に合う場所に付けます。
面ファスナーの位置を付け替えることで、多少のサイズ調整は可能です。
面ファスナーは、身体に向く側にはループ、外を向く側にはフックを付けるようにしています。
ここまでできたらエプロンとして完成ですが、せっかくなので 下パーツの左右に ポケットを縫いつけました。
ポケットの縫い代を、左右 > 底 の順で裏側へ折って、アイロンで押さえておきます。
ポケットを付ける位置を決め、ポケットの底にあたる部分(下図左・黄色十字)にマチ針や消えるチャコペンなどで印をつけたら、ポケット布を裏返して底のラインを縫い合わせます(下図右・緑点線)。
ポケット布を表に返し、脇>底>脇 の順で縫い合わせます。
最初と最後は三角縫いして補強します。
完成です。
I needed an apron for a child, but the adult size didn’t fit and I didn’t have time to go out and look for one, so I made one without a pattern using materials I had on hand.
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