マチ付き移動ポケットを作る

以前作った移動ポケットより一回り大きいものが欲しいとリクエストされたので、サイズを大きくした移動ポケットを作りました。
マチ付きです。

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材料

  • 本体生地
  • 接着芯
  • ファスナー
  • ベルト
  • はさみ
  • 定規
  • チャコペン
  • 手芸用クリップ、マチ針
  • ミシン、糸
  • 移動クリップ

作り方

本体は、1枚の布を折りたたんで作ります。
側面から見たとき、このように折りたたみます。
内ポケットにはファスナーを付け、フタと本体は、面ファスナーで留めるようにします(青線部分)。

たたみ方断面図

幅160mm、長さ865mmに、縫い代 各7~8mm 追加した布を用意します。
手持ちの布では長さが足りなかったので、継ぎはぎしてあります。
出来上がり線の端から

  • 110mm
  • 220mm
  • 340mm
  • 365mm
  • 445mm
  • 525mm
  • 630mm
  • 735mm
  • 760mm

の部分で、両端に印を付けていきます。

印位置

後々折り進んだときに

  • 外ポケットの先端が、丸印
  • 本体ポケットの先端が、三角印
  • 蓋の先端が、四角印

になります。

折り山

蓋には薄手の接着芯を貼りました。
貼り付ける際はあて布をしてアイロンをかけます。

蓋に接着芯

本体生地の先端とファスナーテープを中表に合わせて、手芸用クリップなどで留めていきます。
反対側の先端も同じように中表に合わせて、手芸用クリップなどで留めていきます。
その後、本体生地とファスナーを縫い合わせます。

ファスナー縫い合わせ

縫い終わったら表側から生地を整え、ファスナーの両脇を押さえ縫いしておきます。

ファスナー押さえ縫い

蓋の接着芯を付けた位置から 15mm ほど離して、ベルトを配置します。
本体生地とベルトを縫い合わせます。
移動クリップを通す場所の両脇には力が加わりやすいため、折り返し縫いをしておきます。
移動クリップを通す場所は 20mm ほど開けて、左右に各1か所作っておきます。

ベルト位置と縫い方

ここまで済んだら、印に合わせて折りたたんでいきます。
まず、ポケット口となる赤ライン2本を、表から見て山折りになるように折り、ミシンで押さえ縫いしておきます。

ポケット口作り

そのあとポケットの底となる部分を折ります。
青ラインを表から見て谷折りにし、その線に緑ラインを重ねて、緑ラインは山折りにします。

底折り

ここで黄色のマチが重なるので、マチの反対側のラインをそれぞれ青ラインは谷折り、緑ラインを山折りし、真ん中のオレンジ点線で折り返してマチを作ります。

マチ折り

両側とも折ると、移動ポケットの概観ができています。
ここで、蓋と本体を留める面ファスナーの位置を決めます。
本体の下から15mm、蓋の先端から10mmの中央で、面ファスナーを取り付けます。

面ファスナー位置

今回、シール状になっている面ファスナーだったので、生地に貼り付けたあとクリップを外して、生地一枚と面ファスナーだけの状態にし、ミシンで縫い合わせました。

面ファスナー縫い合わせ

再度、出来上がりの形に整えたら、「ベルトを縫いつけた面」vs「その他の生地」で分けて中表に返します。マチが崩れないように注意してください。

中表

中表に返したら、両脇をミシンで縫い合わせます。
ここでは本体部分だけを縫い合わせてください。

本体両脇縫い

ファスナーを開けた状態にしたら、中表にしたまま、蓋を縫います。

蓋縫い

角丸の蓋にしましたので、余った縫い代を切り落とし、カーブには縫い代に切り込みを入れておきます。

カーブ処理

開けておいたファスナーから、表に返します。
蓋の周囲を、押さえ縫いします。

蓋押さえ縫い

裏面のベルトに移動クリップを通したら完成です。
小さいポケットにはティッシュや予備のマスクを入れ、大きいポケットにはタオルハンカチを入れて使っています。

使い方

マチ付き移動ポケットができました。

完成

I received a request for a travel pocket that’s slightly larger than the one I made previously, so I created an enlarged version. It comes with gussets.

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